統計力学入門愚問からのアプローチ
- タイトル読み
- トウケイリキガクニュウモン グモンカラノアプローチ
- 著者ほか
- 高橋康・著
- 著者ほか読み
- タカハシヤスシ
- 発行
- 1984/12/01
- サイズ
- A5判
- ページ数
- 284
- ISBN
- 978-4-06-139592-3
- 定価
- 2,992円(税込)
- 在庫
- 在庫無し
内容紹介
物理の中で最も応用が広く、数学的にも多彩な統計力学。それでいて何となく底が深く、人にも聞きにくいという疑問を掘り起こし、懇切に手ほどきした入門書。初学者はもちろん、統計力学の復習のためにも新しい視野を開く。
目次
0 統計力学のあらすじ
1 気体分子運動論
1.気体の圧力および温度
2.熱平衡における分子の速度分布
3.Maxwell分布の実験的裏付け
4.種々の物理量の平均値
5.一般の場合のBernoulliの式
6.Viral定理
2 統計力学の原理1(古典論)
1.巨視的状態と微視的状態
2.熱平衡状態と等重率の仮定
3.等重率の仮定をもとにした理論における計算規則
4.理想気体(古典論)
3 状態数の計算および数学的技巧
1.微視的状態の数および状態密度
2.最大項の方法
3.数学的技巧
4.等重率の仮定と温度
5.圧力と化学ポテンシャル
6.小正準理論の確率論的整備
4 正準集合の理論と簡単な応用
1.小正準集合理論のまとめと展望
2.正準集合の理論
3.正準集合理論の例
4.2原子分子の正準集合
5.数表示と量子統計
6.相互作用のある粒子の系
5 大正準集合の理論
1.はじめに
2.大正準集合の導入
3.Boss-Einstein統計にしたがう粒子の系
4.Fermi-Diracの統計にしたがう粒子の系
6 統計力学の原理
1.時間平均と集団平均
2.古典統計力学の困難と量子力学
3.平衡系の統計力学の公理的整理
7 統計力学の応用
1.はじめに
2.固体の比熱
3.最大項の方法
4.変分原理
5.摂動論の方法
6.反応がある過程の平衡
7.分布関数の方法
付録