「食」という文化を総合科学的にみた教科書。食材から食品加工、食事行動の研究から食の比較文化、および歴史まで、従来の家政系の教科書とはひと味違った角度から食べるという文化をとらえる1冊。
1 文化としての食
1. 科学と文化
2 食べ物と料理
1. 人の主穀はどうして米、ムギ、トウモロコシなのか
2. 肉がおいしい魚が好き--その理由
3. 乳・卵は銀行利息のよう
4. 食べ物保存の知恵
5. 料理をおいしくするために--調味料・香辛料
6. おいしく食べる知恵
7. 盛りつけの美学・食べ方の美学
8. 調理道具と食器
3 食事行動
1. 箸文化と匙文化
2. 象徴としての食・禁忌
3. 食と儀礼
4. 酒と飲料
5. 食文化は伝播する
4 現代の食--食の産業化、外食産業
1. 加工食品
2. 外食産業
3. 食べ物と健康の概念