バイオ系のための基礎化学問題集[生物化学・有機化学・物理化学]
- タイトル読み
- バイオケイノタメノキソカガクモンダイシュウ セイブツカガク・ユウキカガク・ブツリカガク
- 著者ほか
- 三原久和/梶原将/湯浅英哉/小畠英理・編
東京工業大学大学院生命理工学研究科グローバルCOEプログラム・監修 - 著者ほか読み
- ミハラヒサカズ/カジワラススム/ユアサヒデヤ/コバタケエイリ/トウキョウコウギョウダイガクダイガクインセイメイリコウガクケンキュウカグローバルシーオーイープログラム
- シリーズ:
- 生物工学系テキストシリーズ
- 発行
- 2008/03/20
- サイズ
- A5判
- ページ数
- 286
- ISBN
- 978-4-06-139821-4
- 定価
- 4,620円(税込)
- 在庫
- 在庫なし
内容紹介
バイオ系に不可欠な基礎化学を、問題を解いて学ぶ。
バイオの基本は化学にあり。バイオ系の基礎となる生物化学、有機化学、物理化学の重要な問題を選び、解説と解答をつけた。大学院入試対策にも最適の問題集。
【〈はじめに〉より】
本書『バイオ系のための基礎化学問題集――生物化学・有機化学・物理化学』は,バイオ系の学部・大学院で学んでいる学生の化学を基礎とした思考力を強化し,生命を分子レベルでとらえられるように,東京工業大学大学院生命理工学研究科で生物化学,有機化学,物理化学の講義を担当している教員たちが,それぞれの授業のために作成した多数の問題の中から基礎的で重要なものを厳選し,編集した基礎問題演習書である.われわれ編者4名は,本書の企画と問題集全体の編集を行った.また,平成19年より発足した東京工業大学大学院生命理工学研究科のグローバルCOEプログラム(生命時空間ネットワーク)において監修を行った.(中略)
本書では,バイオ系の学習を行っていくために重要な,生物化学(第1部),有機化学(第2部),物理化学(第3部)の3つの基礎化学における思考力を増進させる演習問題が厳選されている.各部の各章の最初には,全体像を簡潔に把握するための導入文がある.次に,その領域で重要なポイントとなる「例題」をあげ,学習すべき要点の解説とともに解答を示した.章末の「演習問題」では,各章の領域について,さらに思考力を磨くための代表的な問題を配置した.(中略)
バイオ系で学ぶ学部・大学院の学生諸君に,本書の問題を活用し,未知の領域を開拓するための論理性や思考力を増進する一助としていただければ幸甚である.また,大学院の入試に向けて,実力を磨くための問題集としても最適であろう.(後略)
三原久和・梶原 将・湯浅英哉・小畠英理
目次
第1部 生物化学
第1章 アミノ酸
第2章 タンパク質
第3章 核 酸
第4章 糖 質
第5章 脂質と膜
第6章 酵 素
第7章 糖質の代謝
第8章 好気的代謝
第9章 脂質の代謝
第10章 アミノ酸とヌクレオチドの代謝
第11章 代謝の調節
第12章 遺伝情報
第13章 光 合 成
第14章 細 胞
演習問題の解答
第2部 有機化学
第1章 共有結合の電子配置と反応
第2章 酸・塩基,反応性
第3章 アルカン
第4章 ハロゲン化アルキル
第5章 ベンゼン
第6章 アルデヒド・ケトン
第7章 カルボン酸
第8章 エノラート
第9章 アルコール・アミン・エーテル
第10章 アルケン・アルキン
第11章 官能基変換
第12章 ペリ環状反応
第13章 有機化合物の構造決定法
第14章 総合演習問題
演習問題の解答
第3部 物理化学
第1章 気 体
1.1 完全気体
1.2 実在気体
第2章 化学熱力学
2.1 熱力学第一法則
2.2 熱力学第二法則
2.3 熱力学第三法則
第3章 平 衡
3.1 化学ポテンシャルと純物質の相変化
3.2 化学ポテンシャルと2成分混合物
3.3 化学平衡
3.4 電気化学平衡
第4章 反応速度論
4.1 化学反応速度
4.2 酵素反応速度
第5章 量子力学
5.1 シュレーディンガー方程式
5.2 並進,振動,回転,トンネル現象
第6章 原子構造と原子スペクトル
6.1 水素原子の構造
6.2 多電子原子の構造
第7章 分子構造
演習問題の解答