食品学実験

著者・編者
発行
サイズ
B5
ページ数
160
ISBN
978-4-06-139829-0
価格
2,640 (税込)
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教科書該当書籍教科書としてご利用いただけることを想定した書籍です。
食品学実験

内容紹介

【化学実験の基礎が身につき,栄養学に必要な食品学実験へスムーズに入っていける充実の実験書】
 ヒトの健康を考える際,特に栄養士養成施設においては,食品に対する正しい認識をもつことはきわめて重要である.栄養士法(栄養士養成施設の指定基準について)においても,食品の各種成分の栄養特性について理解することが教育目標のひとつとして示されている.
 本書は,1978年刊行「食品化学実験」(渡辺忠雄/編)を,2001年に「新版 食品化学実験」として,橋本,波平,山藤が改訂し,今回,新たに「食品学実験」と改題・改訂したものである.
 食品学や食品衛生学など,多くの科目において講義における知識の習得と同時に実験や実習による体験学習も内容を理解するうえで重要である.食品学実験においては,化学的知識と実験のセンスが重要な基礎となる.本書は「食品学実験」とし,第1 章と第2 章を「食品学基礎実験」,3 章以下を「食品学実験」という構成とした.化学実験に対する基礎的知識と技術を身につけ,食品学実験にかぎらず,生化学実験や食品衛生学実験などの基礎としていただきたい.
 実験を行う目的のひとつに,科学的な考え方や技術を学び,これを身につけることがある.
 本書では,各項目の実験を行うにあたり,その内容を理解するために必要な解説を付し,実験操作,結果においても箇条書きとして実験の内容が容易に理解できるよう工夫した.また,理解を助けるための図表も多くとり入れた.実験指導者の便宜を考え,資料,試薬,器具など必要なものはすべて記載した.各実験の項目は,テーマに関する試料の分析と実験手法を修得することを考慮して組み立てを行っている.
 無理なく,充実した実験経験ができるよう,また実験経験のない学生が回を追って徐々に実験の感覚を養えるよう本書を活用いただければ幸いである.(まえがきより抜粋)