新版 臨床免疫学 第3版

著者・編者
発行
サイズ
B5判
ページ数
336
ISBN
978-4-06-139841-2
価格
5,940 (税込)
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新版 臨床免疫学 第3版

内容紹介

コメディカルに最適なテキスト。免疫学の基礎から疾患との関わり、検査、実習でのポイントもわかりやすい。免疫学初心者を念頭に、わかりやすい記述を心がけた。平成27年版臨床検査技師国家試験出題基準準拠の改訂版。

 本書は6年前に刊行された「新版臨床免疫学第2版」をさらに改訂したものである.
 今回の改訂にあたっては,執筆者を一部交代し,それぞれの分野,項目での最新の知見を執筆いただいた.また,編者代表が交代したこともあり,本書の理念を再確認して改訂に臨んだ.その理念は本書の特徴でもあり,以下に記させていただく.
1.基礎免疫学の教科書でもあること.そのために,基礎医学の分野で活躍されている方々に執筆いただいた.難しいイメージのある基礎免疫学をわかりやすく解説いただいた.
2.臨床的事項については,記載量が限られるが充実した内容であること.そのためにこれも第一線の臨床家の方々に執筆いただいた.各検査が臨床にどう利用されているかを感じとっていただきたい.
3.技術的な記載に優れ,実習書としても使えること.そのために教育機関の専門家の方々に執筆いただいた.
4.臨床検査技師国家試験に対応していること.そのために,内容,用語などは平成27年から導入される臨床検査技師国家試験出題基準に沿うよう留意した.また,知識整理のための問題を一新した.
 編集にあたって感じたのは,検査技術における教科書や教育現場で扱うものと,医療現場で扱うものとの乖離である.肉眼的沈降反応や凝集反応を学習する必要性は疑いないが,医療現場においてはほとんど目にすることがなくなり,定性法は着色を判定するイムノクロマトグラフィ,定量法は標識抗体を使い機械化された高感度法が主流になってきている.本書では,バランスをとったつもりであるが,次回の改訂では各方面のご意見を伺いながら対処したい.
 なお,本書は臨床検査技師を目指す人々を主たる対象としているが,多くの部分は医学,薬学,生物学を志す人々にとっても有用であるはずである.また,全般的に「わかりやすく」書かれており,一般の方にも利用していただけるものと信ずる.

(第3版にあたってより)

【執筆者一覧】浅川英男/東隆親/渥美達也/一戸辰夫/大戸斉/岡村和彦/小野川傑/小幡文弥/烏山一/川畑絹代/小林孝彰/小松博義/笹原武志/高井敏朗/中川武正/畑中道代/藤田禎三/堀田哲也/松下祥/三宅幸子/森尾友宏/山内一由/山田俊幸/雪竹潤/米田孝司