絵でわかるクォーク

二宮正夫・著
シリーズ:
絵でわかるシリーズ

絵でわかるクォーク

発行
2014/05/10
サイズ
A5判
ページ数
157
ISBN
978-4-06-153148-2
定価
2,420円(税込)
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書籍在庫無し

電子書籍

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内容紹介

物質の根源はここまでわかった!
クォーク、ヒッグス、4つの力、さらには統一理論や超弦理論までを、
一流の素粒子物理学者がイラストを交えて解説。

目次

第1章 神の粒子
 1.1 失われた環
 1.2 憎たらしい粒子

第2章 自然の階層構造
 2.1 1光年―宇宙の階層
 2.2 1メートル―人類の階層
 2.3 1ナノメートル―分子,原子,DNA,ウイルスの階層
 2.4 100兆分の1メートル―原子核の階層
 2.5 ハドロンの階層
 2.6 クォークとレプトンの階層
 2.7 標準理論を超える大統一理論の階層
 2.8 プランクスケール―ビッグバンの階層
 2.9 統一理論―超弦理論―の階層

第3章 クォーク理論の紆余曲折
 3.1 「奇妙さ」の発見
 3.2 地道な分類の勝利
 3.3 クォーク理論の発表
 3.4 クォーク理論の大問題

第4章 電弱統一理論への道
 4.1 大革命の第一歩
 4.2 電磁気力
 4.3 弱い力
 4.4 電磁気学と弱い力の類似と相違
 4.5 パリティ対称性

第5章 自然界における対称性とその破れ
 5.1 対称性とは何だろうか
 5.2 電弱統一理論におけるパリティ対称性とその破れ
 5.3 ニュートリノの謎
 5.4 荷電共役対称性とその破れ

第6章 自発的対称性の破れとヒッグスメカニズム
 6.1 自発的対称性の破れ
 6.2 ヒッグスメカニズムによる素粒子の質量の生成:直観的理解

第7章 力と温度
 7.1 力は温度によって変化する
 7.2 弱い力と電磁気力が同じになる

第8章 量子色力学の誕生
 8.1 素粒子物理学の変遷
 8.2 クォークの観測
 8.3 量子色力学へ
 8.4 強い力の特徴
 8.5 クォークとスパコンの深い関係
 8.6 世紀の難問「クォークの閉じ込め問題」

第9章 標準理論からその先へ
 9.1 素粒子理論の精度
 9.2 ヒッグスが最後?
 9.3 超対称性の導入
 9.4 スーパー粒子(超対称粒子)
 9.5 陽子の崩壊

第10章 超弦理論
 10.1 奇妙な歴史
 10.2 超弦理論とは何か
 10.3 超弦理論の問題点
 10.4 重力が難敵

第11章 ビッグバン直後の超初期宇宙
 11.1 宇宙は平坦,等方,一様
 11.2 特異点と虚数時間