コーンシャム方程式から様々な汎関数の種類まで詳しく解説。
最新の研究も紹介。
密度汎関数法に関わる理論・実験研究者に必携の一冊。
量子化学の主要理論となっている密度汎関数法の基礎を量子化学的視点から概観し、密度汎関数法が化学の分野で何を目指しているのかを、量子化学計算を行なう際に密度汎関数法に求められる要件を説明することで明らかにする。それによって、量子化学における密度汎関数法の到達点を理解していただくとともに、化学を演繹的に説明するためには密度汎関数法にもとづく量子化学的アプローチがきわめて有効であることを納得していただくことを期待している。――「まえがき」より
第1章 量子化学
第2章 ハートリー・フォック法
第3章 電子相関
第4章 コーン・シャム法
第5章 交換・相関汎関数
第6章 汎関数に対する補正
第7章 軌道エネルギー
付録A 基礎物理条件