高分子の緩和現象理論、実験とコンピュータでみる工学的性質の基礎

松岡皎朗・著 市原祥次・訳

高分子の緩和現象理論、実験とコンピュータでみる工学的性質の基礎

発行
1995/08/20
サイズ
A5判
ページ数
234
ISBN
978-4-06-153370-7
定価
7,260円(税込)
在庫
在庫無し

内容紹介

高分子の材料設計のための実用的技術書。高分子の粘弾性、溶融状態、結晶状態、延性、強度などすべての工学的性質の基礎になる緩和現象を技術者向けに解説した最新の実用書。

目次

1 応力とひずみ
  1.自由エネルギーと応力
  2.弾性体中の応力の間の相互関係
  3.粘弾性
  4.緩和スペクトル
  5.線形粘弾性関係間の近似的な関係
  6.降伏現象

2 分子間の協同性
  1.分子間の協同性に関する分子モデル
  2.ガラス転移温度付近の緩和時間分布

3 ガラス状態
  1.非平衡状態における等温収縮/膨張
  2.ガラス状態の線形粘弾性緩和
  3.ガラス状態における塑性と非線形粘弾性

4 溶融状態
  1.溶融体のレオロジーへのアプローチ
  2.ゴム弾性
  3.絡みあいがない場合の線形粘弾性:第二段階
  4.絡みあいがある場合の線形粘弾性:第三段階
  5.溶融流動
  6.追加のコメント

5 結晶状態
  1.融解と結晶化
  2.複合構造としての結晶性高分子の緩和
  3.工学的性質

6 関連するトピックス
  1.架橋高分子(熱硬化性樹脂)のガラス転移
  2.プラスチックスの破壊
  3.高分子溶融

7 BASICによるコンピュータープログラムの紹介