生体膜新しい膜学への招待
- タイトル読み
- セイタイマク アタラシイマクガクヘノショウタイ
- 著者ほか
- 宇井理生/野澤義則/春日雅人/香川靖雄・著
- 著者ほか読み
- ウイミチオ/ノザワヨシノリ/カスガマサト/カガワヤスオ
- 発行
- 1995/04/10
- サイズ
- A5判
- ページ数
- 298
- ISBN
- 978-4-06-153641-8
- 定価
- 7,369円(税込)
- 在庫
- 在庫無し
内容紹介
生体膜を介する情報伝達とその機構、遺伝子からアプローチする疾患の解明とそれによる臨床医学の変革など、生体膜の新しい展開をいきいきと伝える解説書。
目次
1 脂質からみた生体膜
1.生体膜の基本構造
2.膜脂質の多様性 局在性および多形現象
3.膜脂質のダイナミックス
4.膜脂質由来の生理活性物質――脂質メディエーター
5.情報変換素子としての膜脂質
6.蛋白質モデュレーターとしての膜脂質
7.膜脂質と病態
2 遺伝子からみた生体膜の形成と機能
1.遺伝子による膜蛋白質の解析
2.膜蛋白質の発現
3.蛋白質の選別と標的化
4.組織形成と膜認識
5.膜脂質の合成と膜間選別
6.イオンチャネル
7.担体
8.ポンプ
9.サイトーシス
10.遺伝子治療と生体膜
3 生体膜を介する情報伝達
1.情報伝達における生体膜の役割
2.細胞外情報とはどのようなものか
3.細胞内情報とはどのようなものか
4.生命情報の特質
5.細胞膜受容体について――概説
6.イオンチャネル内蔵受容体
7.膜7回貫通型受容体
8.G蛋白質
9.膜1回貫通型受容体
4 生体膜と疾患――糖尿病を例として
1.糖輸送担体
2.チロシンキナーゼ内蔵受容体
3.インスリン受容体
4.IRS-1を介する情報伝達
5.糖尿病の成因