ゲノム医学の新しい展開難病・がん・生活習慣病への挑戦
- タイトル読み
- ゲノムイガクノアタラシイテンカイ ナンビョウ・ガン・セイカツシュウカンビョウヘノチョウセン
- 著者ほか
- 榊佳之/中村祐輔・編
- 著者ほか読み
- サカキヨシユキ/ナカムラユウスケ
- 発行
- 1998/11/10
- サイズ
- A5判
- ページ数
- 138
- ISBN
- 978-4-06-153657-9
- 定価
- 4,180円(税込)
- 在庫
- 在庫無し
内容紹介
21世紀の医療の方向性を明示する画期的書
ゲノム研究を通してさまざまな病気の解明が進み、新しい治療法や治療薬の開発が行われている。本書はその現状を紹介し、21世紀の医療が進む方向性を明示する。
●ヒトゲノム解析によって21世紀の医療はどう開かれていくのか。
・福山型先天性筋ジストロフィーの原因遺伝子を同定。この遺伝子がコードする遺伝子産物は「フクチン」と命名された.
・ハンチントン病に代表されるトリプレットリピート病。その原因遺伝子を同定するための方法論的アプローチと、神経細胞変性の分子機構について最新のデータを紹介。
・FISH法によるがんの診断例を紹介。また、CGH法、SKY法、M-FISH法など、FISH法を基盤としたゲノム異常の解析技術例を示す。
・ノックアウトマウスを強力な武器として、コンディショナル・ジーン・ターゲッティング法により、ヒトがんの発生機構を解明する。
・多因子病としての高血圧や晩期発症型孤発性アルツハイマー病を取り上げ、原因遺伝子を解析する。
・糖尿病や心臓血管系疾患などの、ありふれた疾患でも、ゲノム解析は臨床的に有効である。統計的手法を駆使した疫学的なアプローチを紹介する。
目次
1 福山型先天性筋ジストロフィー
2 トリプレットリピート病
3 FISH法によるがんの診断とゲノム異常解析
4 ノックアウトマウスを用いたヒト発がん機構解明の試み
5 多因子病のゲノム一理論と実際
6 ありふれた疾患とヒトゲノム