例にもとづく情報理論入門
- タイトル読み
- レイニモトズクジョウホウリロンニュウモン
- 著者ほか
- 大石進一・著
- 著者ほか読み
- オオイシシンイチ
- 発行
- 1993/07/01
- サイズ
- A5判
- ページ数
- 142
- ISBN
- 978-4-06-153803-0
- 定価
- 2,350円(税込)
- 在庫
- 在庫あり
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内容紹介
定理の厳密な証明を避け、例題を通じて着実に理解が進むよう配慮。情報系の必須科目の最も平易かつ丁寧な教科書。アルゴリズムや暗号との関連性についても解説。電子・通信・情報工学系学部生向けテキスト。
目次
1 確率論の基礎
1.集合
2.試行、試行列と事象
3.確率と確率空間
4.確率変数と確率分布
5.平均と分散
6.条件付き確率
7.確率変数の独立性
8.大数の法則
9.マルコフ過程
演習問題
2 情報源符号化
1.情報源のモデルと情報源符号化問題
2.情報源符号
3.瞬時符号
4.クラフトの不等式による瞬時符号の幾何学的特徴付け
5.符号空間
6.一意的に復号可能な符号
7.平均符号長とエントロピー
8.情報源符号化定理
演習問題
3 いろいろな情報源符号
1.ハフマン符号
2.コンパクト符号
3.マルコフ情報源
4.遷移図
5.エルゴード的マルコフ情報源
6.マルコフ情報源に対する情報源符号化
7.ランレングス符号
8.情報源符号化とアルゴリズム
9.ZL符号
演習問題
4 情報量とエントロピー
1.情報量
2.情報量の従う方程式
3.系列の複雑さとプログラムの長さ
4.エントロピーの関数としての性質
5.条件付きエントロピー
6.相互情報量
演習問題
5 通信路符号化の限界
1.通信のモデル
2.通信路容量
3.最尤復号化
4.2元対称通信路
5.2元対称通信路の通信路容量
6.2元対称通信路に対する最尤復号化
7.平均誤り率
8.通信路符号化
9.ハミング距離
10.通信路符号化定理
11.通信路符号化定理の証明のための補題
演習問題
6 符号理論
1.パリティチェック
2.剰余演算
3.パリティチェック符号
4.長方形符号
5.三角形符号
6.ハミング符号
7.生成行列とパリティチェック行列
8.組織符号
9.符号の最小距離
10.ベクトルと多項式
11.原始多項式と拡大体
12.ハミング符号と符号生成多項式
演習問題
付録:アナログ情報からディジタル情報へ