“統計物理と情報科学の接点を明快に解説”
この「大学院情報理工学」シリーズは、情報科学と理工学諸分野との融合によって発展しつつある最先端の豊かな領域を俯瞰することを目的として企画された。とくに本書では、脳の情報処理や自己組織化など、統計物理と情報科学の橋渡しとなる話題を解説する。
統計力学と情報処理から脳の機能の解明へ。
前半は統計物理学を基本に、スピン系の情報科学への応用(画像修復や符号理論等)を、後半は統計学や情報量の観点からニューラルネットワークや学習理論等を解説。
1章 統計力学の枠組み
2章 相転移と臨界現象
3章 スピン系の情報科学への応用
4章 情報量と統計学
5章 データとモデル化
6章 ニューラルネットワークと学習