コンピュータ時代の線形数学入門
- タイトル読み
- コンピュータジダイノセンケイスウガクニュウモン
- 著者ほか
- 鈴木義一郎・著
- 著者ほか読み
- スズキギイチロウ
- 発行
- 1996/02/10
- サイズ
- A5判
- ページ数
- 196
- ISBN
- 978-4-06-153943-3
- 定価
- 2,670円(税込)
- 在庫
- 在庫無し
内容紹介
ベクトルは線形空間、行列は線形変換のイメージを強調。道具として実際に使えるようになることを目指して、身近な例から解説し、演習とていねいな解答で完全に理解できる。
目次
1 「線形」よもやま話
1.限界効用逓減の法則
2.スナックの勘定
3.ビタミンの摂取量
4.入出力関係
5.線形性を持つフィルター
6.多次元データの縮約
2 ベクトルの概念
1.直線・平面・空間の座標系
2.力の分解と合成
3.ベクトルの引き算
4.ベクトルの一般論
5.ベクトルの長さと内積
6.ベクトルの一次従属性
7.ベクトルと初等幾何
3 線形空間
1.集合の概念
2.ベクトルの定義と算法
3.ベクトルの作る平面
4.3次元ベクトルの一次独立性
5.ベクトルの一次独立性(一般の場合)
6.線形空間の基底
7.部分空間の次元
8.シュミットの直交化
9.直和分解と直交補空間
4 行列と線形変換
1.行列の定義と算法
2.線形変換
3.線形変換の結合
4.行列の積
5.正方行列
6.巾零行列
5 行列式
1.行列の行列式
2.行列式が0になることの意味
3.行列式に関する性質
4.余因子と行列式の展開
5.逆行列
6.クラーメルの公式
6 分割行列
1.行列の分割と分割行列
2.行列の分割行列による表現
3.分割行列の行列式
4.行列の直和分解
5.行列の分割による逆行列の計算
7 行列の階数と線形方程式
1.行列変換の像と核
2.行列の階数
3.行列変換による像の範囲
4.線形方程式の解の存在条件
5.線形方程式の解
8 二次形式の概念
1.極値問題と二次形式
2.正(負)定符号となる条件
3.二次形式と固有多項式
4.固有値と固有ベクトル
5.直交行列
付録