人と話すサル「カンジ」
- タイトル読み
- ヒトトハナスサルカンジ
- 著者ほか
- S.Savage-Rumbaugh/R.Lewin・著 石館康平・訳
- 著者ほか読み
- サベージ?ランバウ/ルーウィン/イシダテコウヘイ
- 発行
- 1997/12/15
- サイズ
- 四六判
- ページ数
- 382
- ISBN
- 978-4-06-154241-9
- 定価
- 3,080円(税込)
- 在庫
- 在庫無し
内容紹介
サルにも人の言葉がわかる
言語は人間だけのものではない。カンジは人の言葉を聞きとり、シンボルを使って自分の意志を表現する。
天才ザル・カンジが語る動物の「心」
私はカンジに頼んだ。「タムーリ(カンジの妹)に私のカギを返してといってちょうだい。」……カンジはタムーリに向かって、いくつかの音節のある声を出した。タムーリはこれを聞くと、驚いたことに静かにカンジに歩み寄って、カギを渡したのである。――(本文より抜粋)
動物と人間のあいだに境界はあるのか?
「われわれ人間と類人猿は、なんとよく似ているのだろう。とくに驚くべき行動を見せるボノボは、人ときわめて近い関係にあるにちがいない。この知的魅力に満ちあふれた本を読むと、あらためてそう思わずにはいられない」――デズモンド・モリス