科学者にして小説家
ピルの父・ジェラッシによるバイオテク小説
「いい薬ができました」
バイアグラに匹敵する薬の開発とFDA承認、ベンチャー企業の立ち上げと訴訟合戦、そして勝利へと若い女性の大活躍を描く。彼女の夫もこの薬を必要としたのだろうか?――これは小説です
全米3 000万人、日本980万人が悩むED(勃起不全)障害に有効な薬の開発を目指し、恋人を実験台にしたとんでもない失敗から、ストックオプション、IPO、株主訴訟など、「男たちの薬」の開発と企業化に挑む若き女性研究者の波乱に満ちた物語。バイアグラ開発のきっかけとなった1998年ノーベル医学生理学賞受賞の「体内における一酸化窒素NOの作用」を題材に、研究開発の内幕、米国におけるベンチャー企業の内情をユーモラスに描く。