糖鎖は、その合成・分解酵素の特異性によってその構造が決められている。本書は、糖鎖発現の遺伝子支配がはっきりしている酵素の遺伝子構造を紹介し、将来の展望を論述する。
0 グリコジーンとその世界
1 遺伝子による糖鎖支配
2 ガラストース、N-アセチルガラクトサミン、その他の糖転移酵素のクローニングと遺伝子構造
3 N-アセチルグルコサミン転移酵素の遺伝子構造
4 シアル酸転移酵素遺伝子の構造
5 フコース転移酵素の遺伝子
6 ABO式血液型遺伝子
7 レクチンの遺伝子
8 シアリダーゼ遺伝子
9 糖分解酵素遺伝子とその異常
10 まとめと展望