なっとくする虚数・複素数の物理数学

著者・編者
発行
サイズ
A5判
ページ数
275
ISBN
978-4-06-154528-1
シリーズ
なっとくシリーズ
価格
2,970 (税込)
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なっとくする虚数・複素数の物理数学

内容紹介

わかり易くて面白い
物理に虚数が出てきて、ちょっと騙されているような気になったことはありませんか?そんなもやもやをこの本でスッキリ!

現実のものは──鉱物でも動物でも宇宙でも──定量的には実数で表わされる。交流理論では確かに指数関数として複素数が利用されるが、現実に実験装置にかかり、測定される値は実数である。
一方では、後に量子力学が成立し、ものの状態(もちろん状態そのものは見えない。見えるのは固有値やその平均である)が複素数で表わされるようになった。その他スピン・マトリックスの中の要素にもiは登場する。さらにイギリスの宇宙物理学者ホーキングによると、宇宙開闢時の時間は複素数的なものであるという。
いったい虚数とは、数学という閉じ込められた箱の中にだけあるものなのか。それとも現実の「どこか」に存在しているのか?──(本文より)