ゼロから学ぶ熱力学
- タイトル読み
- ゼロカラマナブネツリキガク
- 著者ほか
- 小暮陽三・著
- 著者ほか読み
- コグレヨウゾウ
- シリーズ:
- ゼロから学ぶシリーズ
内容紹介
千里の道も最初の一歩から
低くかまえて高く飛ぶ!
アインシュタインも熱中した熱力学の魅力と威力!
何のためカルノー・サイクル?何のためのエントロピー?大学に進んで始めて熱力学を学ぶにあたって、誰もが抱く初発的疑問を立ちどころに氷解させる本。熱力学の面白さ、奥の深さが改めて納得できる。
この本は初めて熱力学を学ぶ人、また一度は学んだことはるけれど、どうもピンとこなかったという人たちに向けて書いたものです。熱力学は古めかしく、つかみどころのない学問だという通念を、ぜひ引っくり返してもらいたいと思います。
目次
0章 プロローグ――はじめて学ぶひとのために
1章 科学をゆさぶった熱機関――熱の正体
1.1 火の発見から熱機関へ
1.2 温度は温度、熱は熱
2章 財布のひもは固い――熱力学第1法則
2.1 ボイルとシャルルは何が言いたかったのか
2.2 エネルギーって何?
2.3 熱=仕事+エネルギー
3章 「じわじわ」からエントロピーへ
3.1 変化のバリエーション
3.2 主役登場、カルノー・サイクル
3.3 永久機関が生み落とした第2法則
3.4 エントロピー
3.5 ジュール・トムソン効果
4章 熱力学は未来を向いている
4.1 エントロピー増大の法則
4.2 熱力学第3法則
4.3 ギブス、ヘルムホルツの活躍
4.4 熱力学の実際
4.5 相(そう)とはなにか
4.6 磁性体の熱力学
5章 熱力学は止まらない
5.1 ブラウン運動
5.2 BZ反応