分子力学法
- タイトル読み
- ブンシリキガクホウ
- 著者ほか
- 町田勝之輔・著
- 著者ほか読み
- マチダカツノスケ
- 発行
- 1994/05/20
- サイズ
- A5判
- ページ数
- 302
- ISBN
- 978-4-06-154703-2
- 定価
- 6,600円(税込)
- 在庫
- 在庫無し
内容紹介
分子の挙動を調べる分子力学の緻密な解説書。数学的手法とプログラム化する時の留意点、ポテンシャル関数から物理量を求めるための前提と手順、具体例として赤外ラマン、分子性結晶を取り上げ丁寧に解説。
目次
1 分子力場
1.計算法の大要
2.初期座標の計算
3.内部変数の計算
4.ポテンシャル関数
5.モデル関数の性質
6.力場パラメータの入力
2 分子の平衡構造
1.ポテンシャル関数の展開
2.分子の内部変形と並進回転の分離
3.分子内座標からデカルト変位座標への変換
4.最大傾斜法
5.共役勾配法
6.複数個の安定構造の探索
3 基準振動解析
1.調和近似
2.基準振動
3.GF行列法
4.調和振動子の量子力学
5.対称性の利用
6.分子の点群
7.単純指標
8.対称座標の作成プログラム
4 分子の回転と非調和振動
1.分子力場の非調和性
2.分子の運動エネルギー
3.非調和振動の摂動論
4.非調和定数および非調和共鳴
5.回転エネルギー準位と振動回転相互作用
6.原子間距離の平均値
7.非調和分子力場の計算法
5 熱力学関数
1.熱力学関数と分子力場
2.分配関数
3.並進、回転、振動
4.内部回転
5.平衡混合物の熱力学関数
6.計算プログラム
7.解離状態を基準とする内部エネルギー
8.経験的加成則を用いる熱力学関数計算法
9.非調和振動の補正
6 分子の電気的性質
1.分子の点電荷モデル
2.多極子間相互作用
3.原子電荷の評価法
4.誘起双極子モーメントと分極率
5.原子電荷モデルと結合双極子モデル
6.原子電荷と電荷flux
7 振動スペクトルのシミュレーション
1.分子と電磁波の相互作用
2.赤外線吸収強度パラメータ
3.ラマン散乱強度パラメータ
4.スペクトル強度分布
5.選択律
6.シミュレーションの実例
8 結晶構造とエネルギー
1.分子内力場と結晶力場
2.結晶の平衡構造と弾性定数
3.結晶の振動
4.格子エネルギー
5.表面エネルギー
付録