絵でわかるカンブリア爆発

著者・編者
発行
サイズ
A5
ページ数
191
ISBN
978-4-06-154779-7
シリーズ
絵でわかるシリーズ
価格
2,420 (税込)
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絵でわかるカンブリア爆発

内容紹介

地球と生命の歴史における最大の謎、その真相に迫る!
カンブリア爆発は、太古の海に訪れた「戦国時代」の幕開けだった。
その時代を懸命に生きた"武将"たちの実像と壮絶なドラマを見よ!

【カンブリア爆発とは】
およそ5億3000万年前から5億2000万年前(地質時代でいえばカンブリア紀初期にあたる)に、地球上の動物たちが急激に多様化したことが知られています。地史的には「一瞬」といえるほど短い時間で、今日の地球上に見られる主要な動物グループのほとんどが登場したのです。
この現象を「カンブリア爆発」といいます。カンブリア爆発は、進化学の祖、チャールズ・ダーウィンをも悩ませました。「カンブリア爆発の原因はなんだったのか」「なぜこの時期に起きたのか」といった謎は、多くの古生物学者・地球科学者を魅了し、今でも盛んに研究がおこなわれています。また、この時代に誕生した不思議な動物たちの姿は、古生物ファンの心をとらえて離しません。

【推しメンを探せ!】
本書は、「怪物」とも称されるカンブリア紀の動物たちを、カラーイラストとともに紹介します。アノマロカリス、ハルキゲニアといった有名どころはもちろん、ちょっとマニアックな動物も多数掲載! たとえば、オパビニア。特徴は5つの眼とゾウの鼻のような器官(ノズル)です。5つの眼がどんなふうについているのか、ノズルはなんのためのものか、ぜひ本書で確かめてください。カンブリア紀の動物のなかには眼に特徴のあるものも多く、異様な"ひとつ目"のカンブロパキコーペは必見です。
奇妙で愛らしい姿をした動物たちのなかから、お気に入りが見つかるかもしれません。あなたの推しメン、いや、推しモン(イチ推しモンスター)を探してみてください。

【そのとき、何が起きたのか?】
カンブリア紀の動物たちの姿もさることながら、カンブリア爆発という現象が起きたこと自体が不思議です。ほかの時代の地層からは、動物の形態がこれほど急激に多様化した証拠は見つかりません。カンブリア紀には、間違いなく特別な"何か"が起きていたはずです。本書のテーマは、その"何か"を探ることです。カンブリア爆発にかんする過去の研究成果をとりあげ、さまざまな仮説を紹介します。

さあ、地球生命史上の最大の謎に挑みましょう!