海と環境海が変わると地球が変わる
- タイトル読み
- ウミトカンキョウ ウミガカワルトチキュウガカワル
- 著者ほか
- 日本海洋学会・編
- 著者ほか読み
- ニホンカイヨウガッカイ
- 発行
- 2001/09/10
- サイズ
- A5判
- ページ数
- 256
- ISBN
- 978-4-06-155212-8
- 定価
- 3,080円(税込)
- 在庫
- 在庫無し
内容紹介
地球温暖化など地球環境の変化に対する関心が高まっている。地球表面の3分の2を占める海が環境変化に与える影響は計り知れない。その海の役割、機構を海洋物質・地球物理・地球化学・海洋生物学から平易に解説。
目次
第1章 将来予測は過去の海から
1.1 地球環境変動と海底堆積物
1.2 小さな化石が語る過去の海
1.3 有能な語り手 有機物と同位体
1.4 大気の二酸化炭素が少ない氷期の海
1.5 サンゴの年輪は語る
第2章 海洋が支配している地球環境変化
2.1 気候変動予測に重要な海洋モニタリング
2.2 エル・ニーニョ その理解と予測
2.3 長期気候変動と中高緯度の大気・海洋変動
2.4 黒潮予測と水産資源の変動
2.5 モデルによる地球温暖化予測
第3章 海洋の炭素サイクルと地球環境
3.1 炭素はめぐる
3.2 二酸化炭素を吸う海と吐き出す海
3.3 沈降粒子は語る
3.4 海底のメタンは陰の主役
3.5 微量元素の意外な出番
第4章 海洋生態系と地球環境変動の相互作用
4.1 沿岸海域と人間活動
4.2 海洋環境の変化と海洋生態系
4.3 沿岸海洋の富栄養素化と赤潮の拡大
4.4 海洋生態系と残留性有機汚染物質
4.5 紫外線増大による海洋生態系の変化