栄養薬学・薬理学入門

著者・編者
発行
サイズ
B5判
ページ数
191
ISBN
978-4-06-155366-8
シリーズ
栄養科学シリーズNEXTシリーズ
価格
3,080 (税込)
書籍在庫無し在庫が無い書籍です。
栄養薬学・薬理学入門

内容紹介

臨床栄養で重要度を増す薬の知識.
薬の基本事項から薬と栄養・食事の相互作用,薬物療法までがわかる一冊.臨地実習でも必ず役立つ!

 多くの傷病者は薬物療法を受けており,薬を飲んでいると考えられる.しかし,これに加えて栄養状態を管理する食事・栄養療法は,治療効果や予後に対して大きな影響を与える.すなわち,薬物療法と食事・栄養療法は連携によって傷病者に対して治療効果を高め,QOL(生活の質)の向上を目指すことを期待される.
 医療・介護制度やチーム医療における管理栄養士は,栄養とともに薬に関する知識が必要である.そのためには,薬とは何か,薬の種類や剤形などの「薬学」を学んでおくこと,また,薬の体内動態,作用と副作用、疾患別の薬の作用など,薬物療法の基礎となる「薬理学」を理解しておくことが重要である.
 本書は,管理栄養士を目指す学生,さらには管理栄養士を含めいろいろな分野の薬を学びたい人のための薬学と薬理学の入門書である.内容は,総論として,医薬品の基礎,体内動態,作用と副作用・薬害,食品との相互作用を,各論として最小限理解しておくべき各種医薬品の作用を記載した.特徴としては,薬学系の類書にある薬の化学構造式,薬物速度論,詳細な作用メカニズムなどは記述せず,内容を薬と食べ物の橋渡しになるよう工夫してまとめた.また,薬と食べ物に関するコラムを随所に盛り込んだ.本書が,管理栄養士教育および薬教育において,いくばくかの貢献ができることを願っている.(まえがきより)

【シリーズ総編集】中坊幸弘/山本茂 
【シリーズ編集委員】海老原清/加藤秀夫/河田光博/木戸康博/小松龍史/武田英二/辻英明 
【執筆者一覧】/有薗幸司/一川暢宏/伊藤貴美子/小野浩重/川添禎浩/古賀信幸/佐田宏子/徳山尚吾/冨山直樹/福島紀子/牧野利明/宮本法子/森雅美