食品衛生学 食べ物と健康 第3版

著者・編者
発行
サイズ
B5判
ページ数
158
ISBN
978-4-06-155367-5
シリーズ
栄養科学シリーズNEXTシリーズ
価格
2,860 (税込)
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食品衛生学 食べ物と健康 第3版

内容紹介

器具,容器包装の衛生管理,アレルギー食品,マスターテーブル法の記載を充実させた.
食中毒の最新動向,消費者庁関連の整理,放射性物質の暫定規制にも言及.
各種データを更新した充実の改訂版.

 

  栄養科学シリーズNEXT 食品衛生学は1999 年に初版が,2004 年に改訂第2版が刊行された.初版,改訂第2 版ともに,栄養学,教育学,家政学,保健学,畜産学などの幅広い教育の場,とくに多くの管理栄養士・栄養士養成施設において,教科書としてご採用いただいてきたことに対して厚くお礼を申し上げる.
  改訂第2 版刊行後7 年が経過し,この間,食の安全性の問題としては,カンピロバクターやノロウイルスによる食中毒事例の急増,輸入食品の農薬汚染,飲食業界における賞味期限の改ざんや原材料不当表示の頻発など,食の安全・安心を揺るがす問題が生じたため,重刷ごとに可能なかぎり内容を改めてきた.
  また,食の安全確保に向けて,2006 年には農薬のポジティブリスト制度が導入され,2007 年には感染症法が改正された.さらに,2009 年には消費者行政を一元化(消費者基本法をはじめとする消費者問題に関する約30 の法令の運用の一元化)するための行政機関として,消費者庁が設置された.
  一方,2009 年には管理栄養士養成課程におけるモデルコアカリキュラムが提案され,2010 年12 月には管理栄養士国家試験出題基準(ガイドライン)が改定された.
  第3 版では,上述のような食の安全性の問題や食品保健政策の変化に対応するために,また,管理栄養士国家試験出題基準に含まれる項目を網羅するために,食品衛生に関連する最新の知見や動向も盛り込みながら,随所に修正・追加を行った.したがって,第3 版は,栄養学分野だけではなく,食の安全性を取り扱う多くの分野における教科書あるいは参考書として活用していただける,より充実した内容になった.また,食品衛生に興味をもつ一般消費者や食品製造に携わる方々にとっても,より理解しやすい参考書としてご利用いただけるものと考えている.(まえがきより抜粋)

 

【シリーズ総編集】中坊幸弘/山本茂 

【シリーズ編集委員】海老原清/加藤秀夫/河田光博/木戸康博/小松龍史/武田英二/辻英明 

【執筆者一覧】植木幸英/岡崎貴世/岡崎眞/川元達彦/田中紀子/中山和子/野村秀一/東元稔/日野精二/増田邦義/三橋隆夫/割石正信