新・栄養学総論

著者・編者
発行
サイズ
B5
ページ数
168
ISBN
978-4-06-155390-3
シリーズ
栄養科学シリーズNEXTシリーズ
価格
2,860 (税込)
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新・栄養学総論

内容紹介

栄養学とは何だろうか.その基本となる栄養素の消化,吸収,代謝を,常に食べ物との関連でわかりやすく解説したテキスト.化学が苦手な学生でも具体例や図解から理解が進む.栄養士実力認定試験にも対応.


 「高校の授業で栄養のことを勉強して,興味をもったので,栄養士になりたいと思いました.」これは,高校生が栄養士を目指すようになったきっかけとして比較的多いものかもしれません.しかしながら,入学してから使う栄養学のテキストには,専門的な言葉が多く並び,「思っていたより難しい」と感じている学生も少なくないはずです.
 たとえば,栄養学を学びはじめて間もない学生にとって,「代謝」という言葉はすぐには理解しにくいようです.「代謝」とは「体内でさまざまな物質を変化させる化学反応」と説明できますが,それぞれの栄養素が全体としてどのような特徴をもち,個々にどのように「消化」「吸収」「代謝」されていくのかを確認していくことが大事だと思います.
 本書は,食品と栄養素を切り離さない内容とし,栄養士を目指す学生が,栄養学への興味をさらに深められる構成にしています.各栄養素の説明の後には,1日に摂取すべき量と多く含む食品(常用量あたり,100gあたり)を記載しています.
コンビニエンスストアやスーパーでは,いろいろな種類の調理済み食品が手に入るようになりました.忙しくて生鮮食品を調理できない生活の中でも選択の幅が広がっています.また,食品表示法の施行により,栄養素の表示をより多く目にすることになりました.本書で学んだ学生が,栄養素とそのはたらきについて正しい知識を身につけ,食生活改善のための即戦力として活躍してくれることを願っています.(まえがきより)