Shall We 免疫学
- タイトル読み
- シャルウィメンエキガク
- 著者ほか
- 穂積信道・著
- 著者ほか読み
- ホヅミノブミチ
- 発行
- 2009/04/10
- サイズ
- A5判
- ページ数
- 191
- ISBN
- 978-4-06-155450-4
- 定価
- 2,420円(税込)
- 在庫
- 在庫無し
内容紹介
文系の大介君が、なぜか免疫学の研究室に。
生物学の知識がまったくない大介君が初心者の疑問をぶつけ、研究室の学生・直子がやさしい言葉で解説します。
たまに教授が、かなり深い免疫学の極意も......
初心者の立場に立った会話と豊富なイラストで、スラスラ読めてしっかり理解できる、初めての人のための免疫学入門書。
目次
第1部 免疫は自己と非自己を見分けている
第1章 ワクチンという大発明
コラム:ルネ・デカルト
第2章 体を守るしくみ
幕 間:心と身体は分離可能か
第3章 免疫系は自己と非自己を見分けている
幕 間:Danger Model
第2部 免疫はものすごい多様性を生み出す
第4章 抗体のおそるべき多様性
幕 間:コンピューター免疫学
第5章 多様性の秘密は抗体の構造にあり
第6章 抗体のとってもヘンな(?)構造
第7章 動き回る遺伝子
第3部 免疫系は協力しあっている
第8章 免疫応答に関与する細胞集団
第9章 B細胞の活性化と危険な抗体
第10章 B細胞とT細胞の共同戦線
トピック:T-B相互作用
第11章 細胞の名札、MHC
トピック:MHCに複数の種類がある理由
第12章 T細胞の世界
トピック:ハプテン・キャリア
第13章 抗体にたよらない免疫応答(細胞性免疫)でもT細胞が活躍する
トピック:ツベルクリン反応
第4部 生物には、より原始的な免疫システムがある
第14章 自然免疫の最前線、皮膚と粘膜
コラム:腸内細菌
第15章 体内での自然免疫の戦い
トピック:NK細胞とキラーT細胞の違い
第16章 寄生虫を含む幅広い感染病原体に対する防御機構
コラム:カビ(真菌)
第17章 獲得免疫の進化
トピック:昆虫やミミズの防御法
第5部 健康は免疫系の絶妙なバランスのうえに成り立っている
第18章 自己を攻撃しないしくみ(自己免疫寛容)
コラム:転写因子
第19章 免疫の過剰反応:アレルギー
トピック:抗原提示
第20章 アレルギーその2 増える花粉症と経口免疫寛容
第21章 自己を攻撃する免疫:自己免疫疾患
第22章 免疫系が機能しなくなったら
トピック:カクテル治療法 現代の"ラザロの奇跡"
第6部 人生を幸せに導く免疫学
第23章 臓器移植と万能細胞
第24章 胎児という非自己
第25章 癌は異物か?
第26章 生活習慣と免疫機能:免疫力を高めよう!