耐震工学 教養から基礎・応用へ
- タイトル読み
- たいしんこうがく きょうようからきそおうようへ
- 著者ほか
- 福和伸夫/飛田潤/平井敬・著
- 著者ほか読み
- ふくわのぶお/とびたじゅん/ひらいたかし
- 発行
- 2019/03/19
- サイズ
- B5
- ページ数
- 304
- ISBN
- 978-4-06-514819-8
- 定価
- 3,630円(税込)
- 在庫
- 在庫あり
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内容紹介
生涯役立つ教科書の決定版! 第1部では、数式を使わずに誰もが知るべき幅広い教養を記した。第2部は本書の核であり、簡潔明瞭な記述を心掛けた。第3部では地震動の予測などについて解説。この1冊ですべてがわかる!
目次
第 1 部 教養としての耐震工学
第 1 章 地震との付き合い方 ――防災と耐震
1.1 地震から社会を守る
1.2 地震の危険を避ける
1.3 構造物被害の抑止
第 2 章 地球の営みと地震の発生
2.1 地球の歴史と時代区分
2.2 大陸移動説とプレートテクトニクス
2.3 プレート境界と日本列島の形成
2.4 日本周辺の地震
2.5 地震調査研究推進本部による地震調査観測
2.6 震源域での断層破壊とマグニチュード
第 3 章 地震が生み出す歴史と耐震技術
3.1 地震と歴史
3.2 地震被害と耐震技術
第 4 章 地震波の伝播と地盤震動
4.1 地震波の伝播
4.2 地震動の地盤増幅
第 5 章 構造物の振動応答
5.1 振り子の振動
5.2 2段振り子の振動
5.3 竹ひごと消しゴムで考える串団子モデルの振動
5.4 紙製の建物キットでの簡単な振動実験
5.5 震源から建物までの揺れの伝播と増幅
5.6 地盤と構造物との力のやりとり
5.7 浮上りと滑動
第 2 部 耐震工学の基礎
第 6 章 構造物とモデリング
6.1 モデル化=現象の抽象化・単純化
6.2 単純な振動モデルで表現できる構造物
6.3 単純な振動モデルで表現できない現象
第 7 章 1自由度系の振動
7.1 1自由度系の振動方程式と解
7.2 過渡応答と地震応答スペクトル
7.3 周波数応答解析
7.4 時間積分法
7.5 弾塑性応答と等価線形解析
第 8 章 多自由度系の振動
8.1 多自由度系の振動方程式と解
8.2 多自由度系の応答解析
第 9 章 耐震設計法
9.1 現在の耐震設計法の概要
9.2 許容応力度計算と保有水平耐力計算
9.3 限界耐力計算
9.4 最近の地震災害と耐震設計
9.5 耐震診断と応急危険度判定
第 3 部 耐震工学のための振動・波動理論
第 10 章 地盤と構造物の振動
10.1 地震動の観測
10.2 1次元の振動
10.3 平行成層地盤の振動
10.4 地盤と建物の動的相互作用
10.5 地盤上の建物の応答
10.6 地盤調査
第 11 章 3次元の振動
11.1 ひずみと応力
11.2 3次元の波動
11.3 平行成層地盤への地震波のななめ入射
11.4 表面波
第 12 章 地震動の予測
12.1 震源のモデル化
12.2 地震動予測手法
12.3 応答スペクトルによる地震動の作成