予測にいかす統計モデリングの基本 改訂第2版 ベイズ統計入門から応用まで
- タイトル読み
- よそくにいかすとうけいもでりんぐのきほん べいずとうけいにゅうもんからおうようまで
- 著者ほか
- 樋口知之・著
- 著者ほか読み
- ひぐちともゆき
- 発行
- 2022/07/20
- サイズ
- A5
- ページ数
- 176
- ISBN
- 978-4-06-528570-1
- 定価
- 3,080円(税込)
- 在庫
- 在庫あり
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内容紹介
非定常時系列データの基礎を加筆し、フルカラー化。名著がリニューアル!
様々な「予測したい」課題に自ら取り組むための基本をまとめた1冊。
統計のプロである著者が「匠の技と知恵」を伝えるコラムも多数収録。
目次
〈基礎編〉
第1章 予測とは何かを考える
1.1 居酒屋の売上高の予測
1.1.1 個別化された計算サービス
1.1.2 時系列データ
1.2 期待感を数式で表す
1.2.1 最適化関数による表現
1.2.2 最適化関数とエネルギーの関係
1.2.3 最適化の解法
1.3 パターンの表現
第2章 確率による記述:基礎体力をつける
2.1 確率の基礎
2.1.1 同時確率と周辺確率
2.1.2 条件つき確率
2.1.3 ベイズの定理
2.2 最適化問題から統計モデルへ
2.2.1 同時確率の分解と予測確率
2.2.2 最大事後確率解
第3章 統計モデル:予測機能を構造化する
3.1 状態空間モデル
3.1.1 状態ベクトル
3.1.2 線形ガウス状態空間モデル
3.1.3 カオスモデルから一般形へ
3.1.4 潜在変数の時間軸拡張
3.2 鎖状構造グラフィカルモデル
3.2.1 2つのマルコフ性
3.2.2 グラフィカルモデル
3.2.3 グラフィカルモデルのいろいろ
3.3 多次元ノイズの分布モデル
第4章 計算アルゴリズム1:予測計算理論を学ぶ
4.1 事後周辺分布
4.1.1 分布の簡易表記と3つの基本操作
4.1.2 3つの分布
4.2 非線形フィルタリング
4.2.1 1期先予測
4.2.2 フィルタリング
4.3 平滑化アルゴリズム
4.3.1 有向分離性
4.3.2 固定区間平滑化アルゴリズム
4.4 状態ベクトルの推定と予測誤差
〈展開編〉
第5章 計算アルゴリズム2:モデルを進化させる
5.1 状態ベクトルの拡大
5.1.1 固定ラグ平滑化の概要
5.1.2 状態ベクトル拡大による固定ラグ平滑化の実現
5.1.3 固定点平滑化
5.2 学習によるモデルの改良
5.2.1 パラメータと尤度関数
5.2.2 拡大状態ベクトルによる推定法
第6章 粒子フィルタ:予測計算を実装する
6.1 分布の近似
6.1.1 モンテカルロ近似
6.1.2 デルタ関数の性質
6.1.3 分布の表現
6.2 アルゴリズム
6.2.1 予測
6.2.2 フィルタリングと予測確率
6.2.3 リサンプリング
6.3 粒子フィルタの図説
第7章 乱数生成:不確実性をつくる
7.1 リサンプリングの実装
7.1.1 一様乱数
7.1.2 経験分布関数
7.2 システムノイズの生成法
7.2.1 一般的生成法
7.2.2 ガウス乱数の生成法
7.3 賢いリサンプリング
7.4 粒子フィルタの実装例
〈実践編〉
第8章 時系列解析の基本:傾向をつかむ
8.1 定常と非定常:非定常の特徴を目で確認する
8.1.1 生データの確認
8.1.2 時系列の記述特徴量1:標本自己相関関数
8.1.3 時系列の記述特徴量2:パワースペクトル
8.2 定常化:原データにいろいろな操作を加える
8.2.1 差分オペレータ
8.2.2 季節差分オペレータ
8.2.3 変数変換
8.2.4 ARMAオペレータ
8.2.5 単位根と特性方程式
8.3 非定常成分の抽出:シンプルな状態空間モデルを非定常データに適用する
8.3.1 トレンドモデルの適用
8.3.2 推定の結果の検証
第9章 経験知の総結集:売上予測の精度を上げる
9.1 観測モデル:データを徹底的に要素に分解する
9.2 勘と経験をとり込む
9.2.1 曜日効果(曜日パターン)
9.2.2 状態空間モデルで表現
9.3 外生変数の影響を柔軟に表現する
9.3.1 雨効果の影響:パラメータの導入
9.3.2 イベント効果:パラメータの時変化
9.4 状態空間モデルにまとめる
9.5 結果
9.5.1 要因への分解
9.5.2 予測誤差分布
第10章 データ同化:シミュレーションの予測性能を向上させる
10.1 シミュレーション計算
10.1.1 基礎方程式とシステムモデル
10.1.2 データ同化の目的:気象・海洋学の観点から
10.2 データ同化の状態空間モデルへの埋め込み
10.2.1 状態ベクトルの構成
10.2.2 状態空間モデルで表現
10.3 逐次データ同化
10.3.1 計算手続き
10.3.2 初期条件の推定
第11章 確率ロボティクス:お掃除ロボをつくる
11.1 自己位置推定問題
11.1.1 粒子フィルタとロボット制御
11.1.2 センサーと課題
11.2 一般状態空間モデル表現
11.2.1 システムモデル:モーションモデル
11.2.2 観測モデル:認知モデル
11.3 実際の適用