これからの環境分析化学入門 改訂第2版
- タイトル読み
- これからのかんきょうぶんせきかがくにゅうもん
- 著者ほか
- 小熊幸一/上原伸夫/保倉明子/谷合哲行/林英男・編著
- 著者ほか読み
- おぐまこういち/うえはらのぶお/ほくらあきこ/たにあいてつゆき/はやしひでお
- 発行
- 2023/03/07
- サイズ
- B5
- ページ数
- 304
- ISBN
- 978-4-06-530790-8
- 定価
- 3,300円(税込)
- 在庫
- 在庫あり
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内容紹介
一冊ですべてが学べると好評で、
目次
第1部 環境分析の実際
第1章 環境分析化学とは
1.1 環境分析化学をなぜ学ぶのか
1.2 環境分析化学と分析値に基づく判断
1.3 安全・安心をおびやかす物質
第2章 大気環境の分析
2.1 大気環境と地球,生命,そして人類
2.2 大気中の物質の濃度の取り扱い
2.3 大気試料のサンプリング
2.4 標準ガスの発生法
2.5 温室効果ガス(赤外分光法による)
2.6 酸性ガス
2.7 オキシダント
2.8 揮発性有機化合物(VOC)
2.9 エアロゾル
第3章 水環境の分析
3.1 水環境とは
3.2 水圏を構成する海水および陸水
3.3 環境保全に関連する水質分析
3.4 海洋環境保全のための国際的な取り組み
第4章 土壌環境の分析
4.1 土壌環境とは
4.2 土壌分析の目的
4.3 土壌汚染対策法
4.4 土壌分析の実際(サンプリングから試料調製まで)
4.5 土壌試料のオンサイト分析
4.6 土壌中重金属の化学形態分析
4.7 土壌中の有機汚染物質の分析
4.8 ダイオキシン類の分析
第5章 生活環境の分析
5.1 生活環境とは
5.2 食環境の分析
5.3 住環境の分析
第6章 生命環境の分析
6.1 分析化学と感染症の診断
6.2 免疫反応とイムノアッセイの原理
6.3 バイオ分析に用いられるイムノアッセイ
第7章 環境放射能の測定
7.1 放射能の意味と単位
7.2 環境放射能測定の目的
7.3 環境放射能の測定法
7.4 環境放射能測定の実際
第2部 環境分析の基本
第8章 データの取り扱いと有効数字
8.1 はじめに
8.2 データの取り扱いに必要な基礎知識
8.3 有効数字と数値の丸め方
第9章 濃度計算と検量線
9.1 濃度の記述方法
9.2 検量線
9.3 検出限界と定量下限
第10章 化学平衡
10.1 はじめに
10.2 容量分析の基礎
10.3 アレニウスとブレンステッド‒ローリーの酸・塩基の考え方
10.4 酸・塩基とpH
10.5 中和滴定
10.6 錯生成とキレート滴定
10.7 酸化・還元と酸化還元滴定
10.8 沈殿生成と沈殿滴定
10.9 分配平衡と溶媒抽出
10.10 固相への分配と固相抽出
第11章 光分析法
11.1 光分析の基礎
11.2 紫外・可視吸光光度法
11.3 蛍光光度法
11.4 赤外分光法
11.5 原子吸光分析法
11.6 誘導結合プラズマ発光分析法
11.7 誘導結合プラズマ質量分析法
11.8 蛍光X線分析法
11.9 粉末X線回折法
11.10 X線吸収微細構造法
11.11 走査電子顕微鏡
第12章 電気化学分析法
12.1 はじめに
12.2 ポテンシオメトリーの基礎 ─電池の起電力─
12.3 pHガラス膜電極の応答原理
12.4 イオン電極の構造と応答原理
12.5 イオン電極の適用例
第13章 質量分析法
13.1 はじめに
13.2 装置構成
13.3 連結(ハイフネーテッド)技術
第14章 クロマトグラフィー
14.1 はじめに
14.2 クロマトグラフィーの原理
14.3 液体クロマトグラフィー
14.4 ガスクロマトグラフィー
第15章 法律・国際規格
15.1 はじめに
15.2 環境関連法の歴史
15.3 環境基本法
15.4 大気の汚染
15.5 水質の汚濁
15.6 土壌の汚染
15.7 国際規格
〈演習問題解答〉
付表A 環境基準と排出基準
付表B 化学平衡の定数表
付表C 物理定数表,SI単位表
付表D 周期表と原子量表
付録A 分析化学に用いる数学
付録B 分析化学で用いる器具
付表C 分析化学に使う試薬の安全性