やるぞ! 化学熱力学 —せっかくなので単位を取るだけでなく研究で使うための勉強をしよう!
- タイトル読み
- やるぞ!かがくねつりきがく —せっかくなのでたんいをとるだけでなくけんきゅうでつかうためのべんきょうをしよう!
- 著者ほか
- 辻井薫・著
- 著者ほか読み
- つじいかおる
- 発行
- 2023/05/30
- サイズ
- B5
- ページ数
- 240
- ISBN
- 978-4-06-531804-1
- 定価
- 3,080円(税込)
- 在庫
- 在庫あり
書籍を購入する
内容紹介
実際に使える化学熱力学を身につけよう。世の中の現象に化学熱力学を適用し,
図や写真を豊富に用いてていねいに解説。院試対策にももちろん有効。
フルカラー印刷で見やすい。
目次
第1章 熱力学とはどんな学問か
1.1 熱力学の特徴
1.2 熱力学の全体像をまず把握しよう
第2章 熱力学で使用される基本的概念
2.1 系
2.2 示量変数と示強変数
2.3 理想気体
第3章 熱力学第一法則
3.1 系の内部エネルギー
3.2 熱力学第一法則の表現
3.3 種々の過程への熱力学第一法則の適用
3.4 熱化学
第4章 熱力学第二法則
4.1 熱機関の効率を求めて―熱力学誕生前夜
4.2 カルノー・サイクル
4.3 自由エネルギー
4.4 いろいろな現象を熱力学第二法則で理解する
第5章 熱力学第三法則
5.1 純物質のエントロピーの実測
5.2 絶対0度における完全結晶のエントロピー
5.3 エントロピーの絶対値
5.4 残余エントロピー
第6章 相平衡と相転移
6.1 化学ポテンシャル
6.2 相平衡
6.3 相転移
第7章 相図とその読み方
7.1 相図とはどんなものか?
7.2 ギブズの相律
7.3 一成分系(純物質)の相図
7.4 二成分系の相図
7.5 三成分系の相図
第8章 溶液
8.1 分子間相互作用と溶液の種類
8.2 混合エントロピーの定式化
8.3 理想溶液の自由エネルギーと化学ポテンシャル
8.4 理想溶液からのずれとその補正
8.5 標準状態と標準化学ポテンシャル
8.6 組織体溶液―混合エントロピーが本質的でない溶液
8.7 電解質溶液
第9章 化学反応と平衡
9.1 化学反応論と熱力学
9.2 化学反応における自由エネルギー変化
9.3 化学平衡
9.4 化学平衡定数の温度変化
第10章 電気化学反応と電池
10.1 電池の原点―ボルタ電池
10.2 金属の標準電極電位とイオン化傾向
10.3 電池の種類と各種電池の実例
[以下は講談社サイエンティフィク・ホームページで公開]
第11章 熱力学からみた地球環境・エネルギー問題の本質
11.1 熱力学からみた地球
11.2 地球上におけるエネルギーの流れと物質循環
11.3 化石燃料/資源の大量消費による物質循環の破綻
11.4 地球環境・エネルギー問題を解決する具体的方策
付録