これからの服薬指導ハンドブック 患者対応力を高める知識と技法

大井一弥・編著

これからの服薬指導ハンドブック 患者対応力を高める知識と技法

発行
2024/12/3
サイズ
A5
ページ数
240
ISBN
978-4-06-534811-6
定価
3,190円(税込)
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在庫あり

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3,190円(税込)

内容紹介

新人・若手薬剤師の方にむけて、服薬指導のエッセンスをわかりやすくまとめた一冊。どの薬効・疾患でも共通する土台の部分に特化した内容で、「患者対応力」養成を目指す。現場で役立つ服薬指導のヒントも掲載。調剤学のブテキストとしても。

目次

PartⅠ 服薬指導の基礎と制度
第1章  服薬指導と薬剤師
1.1 服薬指導とは
1.2 服薬指導の基本と方法
1.3 特徴的な患者対応
1.4 服薬指導と薬学教育 

第2章 服薬指導の法的根拠と報酬 
2.1 服薬指導の法的根拠 
2.2 服薬指導の報酬 
2.3 服薬指導における法令遵守 
関連法規と通知  

第3章 OTC医薬品の服薬指導 
3.1 OTC医薬品とは(定義、販売、法律) 
3.2 セルフメディケーション 
3.3 顧客の相談と情報の提供 
3.4 薬剤師による OTC 医薬品についての教育・啓発活動の重要性 

Pick up解説 オンライン服薬指導 
1 オンライン服薬指導ってなに? 
2 始まりはいつ?~法規上の変化の流れ・感染症拡大の影響~ 
3 医療 DX とオンライン服薬指導の関連 
4 メリット・デメリット 
5 業務の流れ~受付から薬の受け渡し~ 
6 対応例 

PartⅡ 患者ライフステージ・シチュエーション別 服薬指導

第4章 小児 
4.1 小児の特徴 
4.2 小児において特に注意すべき薬剤 
4.3 小児への服薬指導の工夫 
4.4 患者からのよくある質問とその答え方 

第5章 妊婦・授乳婦 
5.1 妊婦・授乳婦の特徴 
5.2 妊婦・授乳婦において特に注意すべき薬剤 
5.3 妊婦・授乳婦への服薬指導 
5.4 患者からのよくある質問とその答え方 

第6章 高齢者 
6.1 高齢者の特徴 
6.2 高齢者において特に注意すべき薬物 
6.3 高齢者への服薬指導の工夫 
6.4 患者からのよくある質問とその答え方 

第7章 在宅・施設 
7.1 在宅患者への服薬指導・薬剤管理指導 
7.2 介護老人保健施設での薬剤師の役割 
7.3 支援・要介護患者の服薬支援や指導の工夫 

第8章 がん終末期の痛みのケア 
8.1 がん患者に生じるおもな症状 
8.2 痛みへの対応 
8.3 オピオイド鎮痛薬 

第9章 特徴的な患者への対応 
9.1 待てない患者 
9.2 文句を言う、困った要求をする患者 
9.3 聞いたことに答えてくれない患者 
9.4 話が長い患者 
9.5 医師の悪口を言う患者 
9.6 お薬手帳を提示してくれない患者 
9.7 代理人が患者の状況を把握していない 
9.8 ハンディキャップのある患者 

第10章 面分業と服薬指導 
10.1 面分業の手順 
10.2 多角的にみることの大切さ 

第11章 薬剤の調製と服薬指導 
11.1 処方箋の形式と処方内容の監査 
11.2 薬袋の作成と秤取量の計算 
11.3 散剤の調剤 
11.4 液剤の調剤 
11.5 注射剤の調製 
11.6 品質管理 

PartⅢ 医療情報の伝え方

第12章 疾病に応じた医薬品情報提供 
12.1 高血圧症患者に対する医薬品情報の提供 
12.2 心不全患者に対する医薬品情報の提供 
12.3 糖尿病患者に対する医薬品情報の提供 
12.4 脂質異常症患者に対する医薬品情報の提供 
12.5 高尿酸血症患者に対する医薬品情報の提供 
12.6 がん患者に対する医薬品情報の提供 

第13章 注意事項等情報・添付文書から見た患
13.1 添付文書を読むにあたって 
13.2 添付文書を読み取る方法 
13.3 薬効の見方・伝え方 
13.4 副作用の見方・伝え方 
13.5 服用中の注意事項 
13.5 貯法の見方・伝え方 
13.7 患者が誤解しやすいことがら