地震学
- タイトル読み
- じしんがく
- 著者ほか
- 井出哲・著
- 著者ほか読み
- イデサトシ
- 発行
- 2024/11/20
- サイズ
- A5
- ページ数
- 416
- ISBN
- 978-4-06-535639-5
- 定価
- 6,490円(税込)
- 在庫
- 在庫あり
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内容紹介
世界的研究者が最新研究にもとづいて、
目次
第Ⅰ部 イントロダクション
第1章 地震とは?
1-1 総合的地球科学現象としての地震
1-2 地震動の観測
1-3 実体波と表面波
1-4 震源とマグニチュード
1-5 地震と断層運動
1-6 破壊すべりの時間空間的な広がり
1-7 プレートテクトニクスと地震活動概観
1-8 スロー地震活動概観
第2章 弾性体力学の基礎
2-1 ひずみ
2-2 応力
2-3 テンソルの基底変換
2-4 ひずみと応力の絶対値
2-5 線形弾性体の構成関係----Hookeの法則
2-6 運動方程式と弾性波動方程式
2-7 一意性定理
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第Ⅱ部 破壊すべりと震源波動場
第3章 表現定理とグリーン関数
3-1 地震波動方程式の概要
3-2 グリーン関数
3-3 無限等方均質弾性媒質のグリーン関数
3-4 表現定理
3-5 グリーン関数の空間相反性
3-6 断層面についての表現定理
3-7 複雑な媒質のグリーン関数
第4章 モーメントテンソルによる震源の表現
4-1 点すべりの等価体積力
4-2 ダブルカップルと地震モーメント
4-3 モーメントテンソル
4-4 さまざまなモーメントテンソル
4-5 ダブルカップルによる変位場
第5章 現実的な震源①----点震源
5-1 震源と観測点
5-2 断層運動の向きとパラメター
5-3 断層運動のビーチボール
5-4 モーメントテンソルインバージョン
5-5 震源時間関数
5-6 震源スペクトル
5-7 地震波エネルギー
第6章 現実的な震源②----面的モデル
6-1 すべりの空間分布と遠地地震波
6-2 1次元震源モデル----ハスケルモデル
6-3 2次元断層モデル----佐藤・平澤モデル
6-4 震源と地震波のスケーリング
第7章 現実的な震源③----複雑な震源像
7-1 複合的な震源の表現
7-2 断層すべりインバージョン①----問題設定
7-3 断層すべりインバージョン②----解の推定
7-4 破壊すべりプロセスの周波数依存性
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第Ⅲ部 震源近傍の物理学
第8章 巨視的な破壊と摩擦
8-1 破壊と摩擦
8-2 古典的摩擦則
8-3 モール円
8-4 断層の破壊と応力場
8-5 天然断層の巨視的な破壊と水と熱
第9章 クラックの破壊
9-1 2次元クラックのモード
9-2 有限長クラック周辺の変位と応力
9-3 クラック先端での変位と応力
9-4 グリフィスの破壊基準
9-5 破壊エネルギーと凝着力
第10章 破壊すべりの動的進展
10-1 一定速度でのクラック進展
10-2 動的破壊のエネルギー収支
10-3 動的破壊の数値的解法
10-4 さまざまな断層破壊のシミュレーション
第11章 全地震プロセスのモデル化
11-1 現実的な摩擦
11-2 速度および状態依存摩擦
11-3 摩擦すべりシステムの安定性
11-4 地震サイクルのモデリング
11-5 震源核形成過程
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第Ⅳ部 地震現象の総合的理解
第12章 地震活動のモデル化
12-1 さまざまな地震活動
12-2 地震規模統計
12-3 余震の統計
12-4 確率過程としての地震活動
12-5 自己組織臨界と地震活動
第13章 地震の固有性
13-1 巨大地震の繰り返し
13-2 繰り返し地震
13-3 地震破壊の階層性
13-4 階層震源モデル
第14章 スロー地震とファスト地震
14-1 スロー地震活動
14-2 スロー地震のスケーリング
14-3 スロースリップの物理モデル
14-4 広帯域スロー地震のモデル
第15章 地震の予測
15-1 地震予知と前兆現象
15-2 地震と地震動の確率予測
15-3 緊急地震速報