基礎化学 第2版

中村宜督/辻英明・編
シリーズ:
栄養科学シリーズNEXTシリーズ

基礎化学 第2版

発行
2024/05/22
サイズ
B5
ページ数
144
ISBN
978-4-06-535640-1
定価
2,640円(税込)
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内容紹介

高校レベルの化学から基礎栄養学、生化学、解剖生理学、食品学、食品衛生学などの専門科目へつなぐ教科書をフルカラー化。化学の基礎を簡潔にわかりやすく記述し、高等学校の新学習指導要領にも対応した改訂版。

目次

1. 物質の構造
1.1 食品やヒトの体を構成している物質
1.2 物質の基本粒子:原子,分子およびイオン
A. 元素と原子
B. イオン
C. 原子量と分子量
D. アボガドロ数とモル
1.3 原子の構造と周期表における特徴
A. ボーアの原子モデル
B. 元素の性質と周期性
C. イオン化と電気陰性度
D. 原子の電子配置
1.4 放射能と放射性元素
A. 放射能
B. 放射性元素
C. 核分裂とその応用
1.5 物質の基本粒子の結合
A. イオン結合
B. 共有結合
C. 配位結合
D. 金属結合
E. 水素結合
F. ファン・デル・ワールス力

2. 物質の三態
2.1 物質の三態:固体,液体,気体
A. 固体
B. 液体
C. 気体
2.2 物質が液体に溶けるしくみ
A. 溶解と溶液
B. 溶解のしくみ
C. 溶解度と溶解平衡
2.3 コロイド溶液
A. コロイド粒子とコロイド溶液
B. コロイド溶液の性質
2.4 モル濃度と規定濃度
A. 質量パーセント濃度
B. モル濃度
C. 規定濃度
2.5 気体の体積と圧力
A. 気体の状態方程式
B. 蒸気圧

3. 物質の変化:化学反応
3.1 化学反応
A. 化学反応式
B. 化学反応と熱の出入り
C. 化学平衡と反応速度
D. 遷移状態
3.2 酸と塩基
A. 酸と塩基の定義
B. 酸と塩基の強さ
C. 水素イオン濃度とpH
D. 中和反応
E. 緩衝溶液
3.3 酸化と還元
A. 酸素と水素がかかわる酸化と還元
B. 電子の出入りによる酸化と還元
C. 酸化数

4. 物質の変化:エネルギー
4.1 エネルギーとは
A. エネルギーの定義
B. エネルギーの単位
4.2 エネルギーの種類:ヘスの法則
A. 力学的エネルギー:運動エネルギーと位置エネルギー
B. 内部エネルギー:化学エネルギー
C. 熱力学の法則
D. 生体におけるエネルギー
4.3 食物のエネルギー
A. 食物エネルギーから生体エネルギーへの変換
B. 食物のもつエネルギー量
C. 生体におけるエネルギーの貯蔵

5. 無機化合物
5.1 無機化合物の化学構造
5.2 身の回りに存在する無機化合物の特徴
A. 炭素
B. ケイ素
C. 窒素
D. 酸素
5.3 無機化合物として生体を構成している無機質
A. 必須無機質
B. 無機質の恒常性維持
5.4 生体内での無機質のはたらき
A. カルシウム
B. リン
C. マグネシウム
D. カリウム
E. ナトリウム
F. 鉄
G. 亜鉛
H. 銅
I. ヨウ素
J. モリブデン
K. マンガン
L. クロム
M. セレン
N. コバルト
O. 硫黄
P. 塩素
Q. フッ素
R. 生体に存在するその他の元素

6. 食品中の有機化合物
6.1 有機化合物の種類
A. 有機化合物における化学結合様式および化合物の見方
B. 異性体
6.2 生活にかかわる有機化合物
A. アルコール,エーテルおよびカルボニル化合物
B. カルボン酸とエステル
C. 芳香族化合物
6.3 生体,食品における有機化合物
A. 糖質(炭水化物)
B. アミノ酸とタンパク質
C. 脂質
D. ヌクレオチドと核酸
E. 酵素
F. 酵素・微生物を活用したバイオテクノロジー