宇宙に心はあるか
- タイトル読み
- ウチュウニココロハアルカ
- 著者ほか
- V.J.Stenger・著 青木薫・訳
- 著者ほか読み
- ステンガー/アオキカオル
- 発行
- 1999/03/15
- サイズ
- 四六判
- ページ数
- 390
- ISBN
- 978-4-06-154245-7
- 定価
- 2,750円(税込)
- 在庫
- 在庫無し
内容紹介
宇宙には《意志》や《心》があって、人の魂もそれらと一体となって共鳴する……というのは真実か?
量子力学と宇宙の神秘を結びつける《量子神秘主義》を問いただす。
宇宙の不思議は量子と結びつくか
それでも量子力学に従えば、離れて起こった現象が瞬時に相関をもつようにみえる。このことが、「宇宙は瞬時に結びつく1つの全体だ」という考え方に科学的根拠を与えることになった。アインシュタインはこの量子的な結びつきのことを「幽霊のように気味が悪い遠隔作用」と呼び、超光速信号はありえないという彼自身の主張とは相容れないと述べた(本文より)。しかし……
この一塊りの物質、自分。
「宇宙との一体感というこの体験は、われわれの脳に関する波動関数の作用」なのか?
それとも、人間とは「つかの間存在するだけの一塊りの孤独な物質にすぎない」のか?
読者の宇宙観に1つの明確な示唆を与える本。