相伝 国士舘剣道

氏家道男・著

相伝 国士舘剣道

発行
2020/05/13
サイズ
A5
ページ数
256
ISBN
978-4-06-516871-4
定価
3,300円(税込)
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内容紹介

大きく、正しく、烈しく、強く! 創立以来100年にわたって受け継がれた技と心。幾多の名選手、範士八段を輩出した国士舘剣道のすべてを公開する。安藤翔、國友鍊太朗、土谷有輝、宮本敬太──当代一流の遣い手4人が素振りから地稽古まで圧倒的迫力で実演! 本文連動DVDは80分収録の永久保存版です‼ 初心者から八段受審者まで、繰り返し見て読んで学べる現代の極意書。

目次

序章 「生涯剣道」を求めて

第一章 大きく──すべては基本で決まる
 身構えと気構え/正しい竹刀の握り方/手の内をつくる/足さばきと体の運用/
 握りを意識した正面の素振り/正しい刃筋で打つ左右面の素振り/
 腰始動で打つ正しい面打ち/身体全体で打つ正しい小手打ち/
 手を返して刃筋正しく胴を打つ/正しい姿勢を維持して突く/
 二段打ちは左足の引きつけが重要/三段打ちは胴を打つときの姿勢に注意

第二章 正しく──技の理合とその実践
 一本打ちの要諦 面 小手 胴 突き/連続技の要諦 小手・面 突き・面/
 払い技の要諦 払い面 払い小手/
引き技の要諦 面・体当たり・引き胴 面・体当たり・引き面/
抜き技の要諦 面抜き胴と小手抜き面/
すり上げ技の要諦 小手すり上げ面 面すり上げ面/
出ばな技の要諦 出ばな面 出ばな小手/返し技の要諦 面返し胴 面返し面/
打ち落とし技の要諦 胴打ち落とし面 小手打ち落とし面/
かつぎ技の要諦 かつぎ面 かつぎ小手/捲き技の要諦 捲き落とし面 捲き上げ小手/
片手技の要諦 片手突き 片手半面

コラム 選手権者への道 1 國友鍊太朗、2 安藤翔、3 坂元静香

第三章 烈しく──日々の稽古で地力を磨く
 大きな切り返し/打ち込み稽古/掛かり稽古/相互の掛かり稽古/技の稽古について/
 国士舘剣道部基本一~三/互格稽古/引き立て稽古/稽古の心得/
 打ち切る打突/いかにして地力を磨くか
 
 コラム 選手権者への道 4 安藤戒牛、5 佐藤厚子、6 右田幸次郎

第四章 強く──大器晩成への道
 十年先を見据える稽古/腹から声を出す/打ち間を知る/
 三殺法で攻め崩す/打突の好機/地力をつける地稽古/試合勘を養う
 寒稽古と特別稽古/勝てないときにどうするか/剣道に活きるトレーニング
 指導者の心がけ/年齢を重ねて結果を出す

 コラム 選手権者への道 7 東一良、8 川添永子

第五章 さらなる高みへ
 心の剣道・気の剣道/懸待一致/合気ということ/心気力一致/
 三摩之位/「打ち切る」と「捨て切る」/品格はどこから生まれるか/
 生涯剣道の秘訣とは/日本剣道形を実戦に生かす/
 昇段審査のポイントとは/一流の立合に学ぶ

 コラム 選手権者への道 9 横尾英治、10 桜木哲史

終章 国士舘剣道のルーツ──森島健男範士に聞く